いつ頃どの部分をどのように直せば、マンションをいつまでも快適に保つことが出来るか。
そのためには、いくら位修繕積立金を集めなければならないのかを想定したものが長期修繕計画と呼ばれるものです。
また、一定の年数毎に予め計画を立ててマンション全体に渡り実施する修繕工事を、大規模修繕工事と言います。
しっかりとした長期修繕計画を持って、必要な修繕資金を積み立て貯えることが、
適時適切な大規模修繕工事を行う何よりも大切な礎です。
長期修繕計画の要件として、国土交通省が作成した標準管理規約のコメントには次のような項目が挙げられています。

長期修繕計画の要件

  • 計画期間が25年程度以上であること
  • 計画修繕の対象となる工事として外壁補修、屋上防水、給排水管取替え等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められているものであること
  • 全体の工事金額が定められたものであること
  • また、長期修繕計画の内容については定期的な(おおむね5年程度ごとに)見直しをすることが必要である

建物診断センタ-の作る長期修繕計画は、もちろんそれに準拠していますが、設計図から数量を計算して数量調書と内訳明細書を作り、それを計画作成の基礎とすることが特徴です。
肝心の策定費用は、概ね1戸当たり1~3万円で、戸数が多くなるほど割安となります。(具体の金額は劣化診断同様、個別に無料で見積もります。)過去に作成した長期修繕計画書の一部を掲載しますのでご参照下さい。